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【2024年 年頭所感】「改革第二フェーズ」へ、新たな成長を目指す

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 2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 2023年は、半導体の供給不足こそ回復傾向にあるものの、地政学リスクは拡大し、依然として不透明感の強い一年でした。サプライチェーンの強靭化・DX推進・人手不足の解消などに代表される企業の課題感はより強まり、加えて生成AIが新たなキーワードとなるなど、お客様のニーズはさらに多様化、高度化していくものと思われます。

 当社おいては、半導体好需要の反動や一部のICTビジネスの終息といった影響はあったものの、業績は概ね堅調に推移しています。これは、海外発ビジネスの推進や医療のIT環境整備など、「お客様接点の拡充と深掘」を続けてきた成果であると考えます。

 当社は2017年度までの長期低迷に対する強い反省を踏まえ、過去6年間にわたって、ビジョン・行動指針を明確化し、さまざまな戦略の再構築、お客様第一を軸とする社内風土の醸成などに取り組んできました。結果として2022年度で中期的な業績目標を達成し、当社単独の取り組みである「改革第一フェーズ」を完了しました。そして、来る4月に株式会社リョーサン(以下、リョーサン)と経営統合し、リョーサン菱洋グループとして新たな成長を目指す「改革第二フェーズ」を迎えます。環境変化に左右されやすいエレクトロニクス業界において、強みの異なる両社が手を携えることで、お客様に対する新たな価値をご提供できる、競争力のある企業体質の確立を目指していきます。

 まもなく菱洋エレクトロとしての約60年の歴史は一区切りを迎えますが、「お客様の課題やお困りごとを他社よりも早く、優れたやり方で解決させていただく企業になる」というビジョンは不変です。お客様、仕入先様、そして社会とより良い関係を築くために、質と量の両面でグループの経営資源を最大限に活用し、新たな価値の創出と提供を図っていきます。

 従業員一同、心も新たに鋭意努力してまいります。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

菱洋エレクトロ株式会社
代表取締役社長執行役員 中村 守孝

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