菱洋エレクトロ株式会社(以下「菱洋エレクトロ」)は、2024年1月に開始した訪問看護ステーション向けオンライン資格確認*1導入支援サービス(以下、本サービス)を推進しています。日本全国中・小規模*2の計3000施設への導入を目指し、オンライン資格確認導入への対応が遅れている施設に向けて、厚生労働省が定めた経過措置に沿った手続きのサポート*3も実施いたします。
*1 マイナンバーカードのICチップまたは健康保険証の記号番号や顔認証などを用いてオンラインで被保険者の資格確認を行う制度。これにより、目視や手作業で行っていた資格確認業務の負荷軽減や効率化、正確な情報の連携が期待されています。
*2 主なターゲットは中・小規模の施設ですが、規模に関わらず対応可能です。
*3 書類作成や法律事務を行うものではありません。
【オンライン資格確認とマイナ保険証に関する最新情報】
2024年12月2日から、訪問看護ステーションにおいてオンライン資格確認が義務化されます。また、マイナンバーカードと保険証が一体化した「マイナ保険証」の導入に伴い、2024年12月に現行の紙の保険証の発行を終了し、2025年12月には完全廃止される予定です。また、2024年11月末以降にシステムを導入・設置する場合は、政府の補助金がおりず、自費対応になります。患者に適切な医療を提供するために、これらのシステムへの対応が急務となっていますが、対象の約14,000施設のうち、多くの施設が未導入です。
【現場の課題を解決する菱洋エレクトロのサービス】
訪問看護業界ではオンライン資格確認の義務化に向けて多くの施設が対応に追われていますが、患者第一である現場においてはITの整備まで手を付けられず、どこから着手すべきか迷う現場も少なくありません。医療機関への導入とは異なり、レセプトコンピューターのベンダーのサポートを得られない場合も多く、ITへの対応が難しい状況です。さらに、資格確認端末や周辺機器など、それぞれ複数の業者に対応を依頼すると、トラブルが起きた際に責任の所在が不明確になりたらい回しにされてしまうといった問題も発生しやすくなります。
菱洋エレクトロはこうした課題を解決するために、ハードウェアの選定からネットワークの設置、保守までを一括で支援します。また、諸事情により2024年11月末までの設置が間に合わない施設に対する経過措置として、申請書類作成時のサポートや、役所への届け出のサポートなど、複雑な手続きもサポートします*4。何から始めればよいかわからずお困りのお客様に対しても、オンライン資格確認の仕組みやシステムの導入ノウハウなど、基本的なことからご支援します。
*4 2024年10月末までに菱洋エレクトロ経由でお申込みいただいたお客様が対象です。
サービス概要図(青色部分:菱洋エレクトロご提供範囲)
本サービスの詳細については以下URLをご確認ください。
https://ryoyo-embedded-solutions.jp/onlineshikaku/
【これまでの実績】
菱洋エレクトロに相談いただければ、IT担当者が不在の施設やITの知識がない方でも、最適なハードウェアやネットワークの選定、導入、保守に至るまで一貫したサポートが受けられます。
これまでに導入した施設からは、導入後のフォロー体制やトラブル時の迅速な対応だけでなく、自社製品やシステムに依存しない選択肢の多さや、お客様のご要望に沿った柔軟な対応について高い評価をいただいています。
また、本サービスを担当している菱洋エレクトロの金澤利彦(ソリューション事業本部第6ビジネスユニット)は「弊社はこれまで、患者様最優先の医療現場では、IT整備まで手が回らないという現実を目の当たりにしてきました。お客様からは、『既存の回線や機器を活用してシステムを構築してもらったので、余計なコストがかからず助かった』『困ったことは、何でも相談に乗ってもらえて安心した』といったお声をいただいております。本サービスを通じて、お客様が本来の業務に専念できる環境を提供してまいります」とコメントしています。
【今後の展望】
菱洋エレクトロは、本サービスの拡大だけでなく、医療におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中での最初の相談窓口として、現場に寄り添ったサポートを提供し続けてまいります。これまで医療業界にて培ってきた知見をもとに、現場の皆様の負担を軽減しより良い診療・治療環境をご提供するためのDX支援を行ってまいります。
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