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当社とウフル社が資本・業務提携 ~ 半導体業界発、デバイスへの組み込み開発からIoT事業化までをスピーディに支援 ~

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 菱洋エレクトロ株式会社(本社:東京都中央区  代表取締役社長:大内 孝好、以下「菱洋エレクトロ」)はこの度、株式会社ウフル(本社:東京都港区  代表取締役社長CEO:園田 崇、以下「ウフル」)と新たなIoTビジネスの創出を目的とした資本・業務提携を行うことで合意しました。エレクトロニクス商社として半導体業界に豊富な知見とチャネルを有する菱洋エレクトロが、ウフルのデバイス(エッジ)とクラウドをつなぐIoTオーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」の販売パートナー権を取得し、半導体の組み込み開発からIoTの事業化までをスピーディに実行・普及する体制を構築します。

 

提携の背景と展望 : 組込開発の特殊性とIoT事業化のギャップを解消し、市場への一早いリリースを支援

分散するモノどうしをつなぐIoTは近年、各デバイス(エッジ)から収集した大量のデータをクラウドに集約する「中央集権型」モデルから、デバイス(エッジ)側にAIやアナリティクス機能を実装し、そのソフトウェアを更新することによってモノやサービスの機能を柔軟に変更する「自律・分散・協調型」モデルへと移行しています。一方、この「自律・分散・協調型」モデルではデバイス(エッジ)側の高い処理能力が求められることから、特殊な組込開発に対応可能な人材・技術が限られている現状と、事業化の実現可能性とのギャップが課題となっていました。

このような課題に対して菱洋エレクトロは、デバイス(エッジ)とクラウドのスピーディなデータ連携を実現するウフルと資本・業務提携をすることによって、半導体の組込開発からデバイス(エッジ)とクラウドの融合、IoTの事業化までをつなぐ新たなバリューチェーンを構築します。菱洋エレクトロとウフルは共同で、ハードウェアの柔軟なアップグレードを実現する「enebular」を組み込んだソリューションの開発およびデリバリを実施することにより、お客様のPoC(Proof of concept:概念実証)から事業化へスピーディにつなぎ、企業のIoT事業化と市場への一早いリリースを支援します。また、菱洋エレクトロは同IoT事業化支援サービスを今後日本からアジア等グローバルに展開する事を目指します。

菱洋エレクトロは、近年AIやディープラーニング領域に注力する強みを生かし、デバイス(エッジ)側を半導体レベルでインテリジェント化することによって、モノやサービスの機能を柔軟にアップデートする「自律・分散・協調型」モデルのIoTを推進し、強固なリレーションを持つ半導体メーカーやICT機器メーカー等とも連携しながら、より高いバリューをお客様へ提供してまいります。

 

提携によるビジネス規模
菱洋エレクトロとウフルは、本提携によって既存顧客への新たな価値提供ならびに新規顧客の開拓を強化し、2022年までの5年間で「enebular」を組み込んだコネクテッドプロダクト100万台を市場にリリースし、関連事業を含め100億円の売上獲得を目指します。

 

具体的な資本業務提携の内容

1.業務提携の内容
 菱洋エレクトロが「enebular」ライセンス販売権を取得し、ウフルとともに以下の取り組みを共同で推進します。

  •  「enebular」を組み込んだソリューションの共同開発
  •   プロダクト販売からサービス型ビジネスモデルへの事業転換を図る産業、企業、団体への製品化支援
  •   デジタル化で経営革新を図る企業へのIoTソリューション等導入支援
  •   コンサルティング業務、ビジネス支援の提供

 

2.資本提携の内容
業務提携による上記の取り組みを円滑に推進し、両社間の関係をより強固なものにしていくため、菱洋エレクトロはウフルが実施した第三者割当増資の一部を引受けました。

 

菱洋エレクトロのIoT関連事業への取り組みについて

菱洋エレクトロは、ものづくりのコアとなる半導体業界で培った知見とチャネルを生かし、IoTの実用化に向けたビジネスを本格展開するための具体的な取り組みの検討を経て、最先端のIoT関連技術を有するウフルとの戦略的資本・業務提携に至りました。

菱洋エレクトロはこの取り組みをはじめ、5年間で150億円のIoT関連投資枠を設定し、積極的にIoTビジネス創出を目指すと共に、今後もこのような取り組みを通じて、社会のコネクテッド・インダストリーへの変革を支援します。

 

「enebular」の特徴

「enebular」は、ウフルが提供するIoTオーケストレーションサービスです。

デバイス(エッジ)とクラウドが連携するアプリケーションの開発や、様々なクラウドサービスとの連携を簡便に実現し、多数のデバイスが協調するIoTシステムの最適なオペレーションを支援します。また、商用展開可能なセキュリティとスケーラビリティとを備えています。2014年のリリース以来、IoT/AIを活用してデジタル・トランスフォーメーションに取り組む様々な企業に導入いただいています。2017年5月には、英Arm社との間で、同社のIoTデバイスプラットフォーム「Arm® Mbed™ Cloud」のパートナー契約を締結したことにより、クラウド・デバイス(エッジ)・エンドデバイス全てにおけるセキュリティ、特にハードウェアレベルのセキュリティを重視した開発が可能となりました。

 

以上

 

※ 製品トピックスに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、ご注意ください。

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