菱洋エレクトロ株式会社は、アクセラレーテッドコンピューティングで世界をリードするNVIDIAが提供するNVIDIAネットワーキング製品(旧Mellanox*[1]製品)の取り扱いを開始いたします。
これにより、デスクトップなどの一般用途向けだけでなく、データセンターやHPC*[2]、AI(人工知能)の研究を支えるIT基盤など、特定用途向けの通信環境を強化し、大量のデータを扱う開発者やデータサイエンティストに、より高速な通信環境を提供します。
近年、あらゆるモノのデジタル化や企業などのDX(デジタルトランスフォーメーション)化に伴い、扱うデータの量や種類は増え続けています。またデータの管理方法も従来のハードウェアを使用するオンプレミス型から移行し、クラウド型が主流になっています。さらに、膨大なビッグデータを効率的に管理・分析するAIへの需要は急速に高まっていることから、データ通信にはより高速、低遅延、高信頼性な技術が求められます。
【NVIDIAネットワーキング製品(旧Mellanox製品)の概要】
このたび菱洋エレクトロが新たに取り扱いを開始するNVIDIAネットワーキング製品は、一般的な用途から、特定用途向けまで幅広い通信環境をサポートします。スイッチなどのハードウェアをはじめ、半導体などの部品、機器や部品をつなぐインターコネクト、各製品の性能をより向上するソフトウェアを取り揃えており、データの管理に必要なソリューションをお客様のご要望に合わせて提供可能です。
【取り扱い製品】
NVIDIAのネットワーキング製品は、Ethernet*[3](イーサネット)とInfiniBand*[4](インフィニバンド)の2つの通信規格から選択できます。その他ソフトウェア製品等も扱っております。
取扱製品一例:NVIDIA® Spectrum® スイッチ(Ethernet対応)
取扱製品一例:NVIDIA Quantum(InfiniBand対応)
その他製品の詳細については、以下URLをご確認ください。
https://ryoyo-gpu.jp/networking/
さらに、HPCやAIといった異なる用途においても、同一の環境上に構築・管理できるソフトウェアNVIDIA Bright Cluster Managerや、NVIDIAが管理するAI開発基盤を月額で使用できるサービスNVIDIA DGX™ Foundry の取り扱いも開始します。これにより、お客様がAI開発やHPCを初期の導入コストを抑えて気軽に始めることができます。
【今後の展開】
菱洋エレクトロは、2022年にNVIDIA Partner Networkに加入する企業の中で最も優れた一次代理店に授与される「Best Distributor of the Year」を受賞いたしました。また、世界シェアを誇るメーカーのサーバーやワークステーション、ストレージ、メモリーなども多数取り揃えております。この度新たにNVIDIAネットワーキング製品を取り扱うことで、さらに高度なHPCやAI環境の提供が可能になりました。既に導入されているお客様には更に効率よくお使いいただくために、興味はあるけれど何から始めれば良いかわからないお客様にはご相談から、課題やニーズに合わせた製品やサービスを組み合わせた多様なソリューションを提案してまいります。
※NVIDIA、Mellanox、NVIDIA BlueField、およびNVIDIA Spectrumは、米国またはその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。
※本リリースに記載されている情報は発表日現在のものです。このため、時間の経過あるいは後発的な様々な事象によって内容に変更が生じる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
*[1]2020年4月にNVIDIAが買収したデータセンターやHPC向けのネットワーク製品を開発する企業で、広帯域・低遅延が特徴の通信技術「InfiniBand」分野に強みをもつ。
*[2]ハイパフォーマンスコンピューティング。膨大なデータ量に対し複雑な処理を高速で行うことができる。
*[3]長距離の一般的な通信を目的とした通信規格。あらゆる環境で一定の通信性能や接続性を保つことを重視している。
*[4]CPUやメモリーなど、機器間の接続を目的とした通信規格でHPC分野などに用いられる。通信の速さや低遅延を重視している。
*[5]ネットワークインターフェースカード。コンピューターなどの機器とネットワークの接続を仲介する。
*[6]データセンタープロセシングユニット。データを前処理することでCPUの負荷を下げシステム全体の処理速度を上げる役割をもつ。
ご依頼・ご相談など、お問い合わせは、
下記フォームからお願いいたします。