
2026年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2026年を迎え、エレクトロニクス業界は、AI関連の需要が成長を牽引する一方、その他の分野は伸び悩みが見られ、業界全体として二極化が進んでいます。加えて、グローバルレベルでの競争が一段と熾烈になる中、サプライチェーンの川上に位置する半導体・電子部品メーカー、そして川下に位置する完成品メーカーや最終製品の市場においても、大きな事業構造の変化が生じています。
その影響を受け、両者をつなぐエレクトロニクス商社は、従来の商社機能という役割から付加価値を共に生み出すパートナーへの進化を迫られています。また、エレクトロニクス商社業界では再編の動きも加速しており、当社グループを取り巻く環境はかつてないスピードで変化しています。
当社グループにおいては、2024年4月の経営統合以来「統合シナジーによるお客様接点の拡大」を軸に試行錯誤を重ね、2025年には具体的な協働の芽が生まれるなど、その取り組みに確かな手応えを得ています。そして、いよいよ統合の真価を問われる勝負の時を迎えます。
2026年は、リョーサンと菱洋エレクトロの事業会社2社の合併を通じて「両社が保有する経営資源の活用」による真の「協働」をより強力に推進し、シナジー効果を具現化して、今後のさらなる成長へ踏み出す年となります。経営の効率化やコストの削減のみならず、お客様との接点を一層拡大させることによって、より強固な事業基盤を築き、飛躍のフェーズへと歩みを進めていきます。
加えて、業界再編が進む中、当社グループはさらなるアライアンスについても前向きに摸索しています。「志」を一つにすることができ、強みの掛け合わせにより付加価値を高め合えるパートナーとの連携を通じて、日本のエレクトロニクス商社業界における確固たる地位を築いていきます。
統合から協働、そして飛躍へ――この流れを着実に進め、変化を力に変えながら、成長に挑み続けます。ステークホルダーの皆様のご期待に応えるべく、従業員一同、お客様の課題解決への貢献に邁進してまいります。
本年も変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
リョーサン菱洋ホールディングス株式会社 代表取締役社長執行役員
菱洋エレクトロ株式会社 代表取締役社長執行役員
中村 守孝
リョーサン菱洋ホールディングスの設立から2年目を迎えた2025年は、当初の想定以上にデバイス事業における調整局面が長期化し先行き不透明な状況が続きました。しかしながら、経営統合によってお客様に提供できる価値の広がりとお客様との接点拡大に確かな手応えを感じた1年となりました。特にAIビジネスにおいては、すべてのお客様が直面するAI活用の課題に対するサービスプログラムを拡充し、100件以上の具体的案件につながりました。
2026年4月1日、リョーサンと菱洋エレクトロの2社は合併して名実ともに一つの企業体として新たなフェーズへと進みます。合併を機に両社の強みを融合し、飛躍への第一歩を踏み出すこととなります。経営統合以来取り組んできた方向性は変えずに、それらの取り組みを一段進んだ領域へと進化させ、これまで以上にスピード感を持ってお客様に価値を届ける体制を築きます。
これらを踏まえ、2026年は「生産性の向上」「統合シナジー」「独自性創出」に注力してまいります。「生産性の向上」では、営業・人事・IT の3つの改革を軸に一本化した新たな仕組みの設計を行い、持続的な成長を支える基盤整備を進めています。なかでもITに関しては、投資を拡大して競争力創出に寄与する基幹システムの刷新を進めています。
また「統合シナジー」に関しては、すでに成功事例が顕在化したAI分野に留まらず、統合によって広がったソリューションとデジタルマーケティングを活用し、組み込みの分野でも成果を追求してまいります。そして「独自性創出」では日々進化するAI技術に合わせて、お客様の事業成長に向けたAI活用に伴走するサービスを強化し、当社ならではの価値の提供をさらに推し進めます。
これらの取り組みの先には、外部環境の変化に柔軟に対応できる“リョーサン菱洋グループならではの価値”を追求・実現し、さらなる成長を果たす未来があります。
合併によって生まれる新たな体制では、従業員同士の交流から新しい発想が生まれ、一人ひとりが挑戦できる環境を育みます。私たちはこの変化を力にしてお客様のご期待を超える提案を続けることで、社会に必要とされる企業へと成長し、未来を切り拓いてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
リョーサン菱洋ホールディングス株式会社 代表取締役副社長執行役員
株式会社リョーサン 代表取締役社長執行役員
稲葉 和彦
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